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K-1 MAX 日本トーナメント 今から [格闘技]

魔裟斗が引退してもなかなか面白いK-1 MAX。

今年は優先枠は佐藤嘉洋だけで、優弥も日菜太もコヒも城戸もトーナメントから出直しだ!
というわけで2週間もあるのに大予想。

http://www.k-1.co.jp/jp/event/2010/0327_max/index.html


●龍二 vs 城戸

これは城戸の圧勝でないとおかしい。龍二ってヘンに強いときがあるのでちょっとてこずるかもしれないが、2R終盤以降くらいで城戸がKOするのではないかと。

●小比類巻 vs 自演乙

コヒ圧勝の予想が多いが、結構てこずると思う。というより、例によって最初にダウンするのはコヒではないかと。なんだかんだと乱打戦になり、自演乙もダウンしてポイントイーブン、最後はコヒがアウトできれいにポイントを稼いで判定勝ち、という流れと見た。


●中島 vs TATSUJI

中島の試合は後楽園ホールで2、3回見ているが、嫌いな選手だ。ディフェンスが粗く、もらいまくるがやたらにタフで倒れない。3Rくらいで相手が打ちつかれたところでぶんぶん振り回して無理やり逆転する、というパターンを得意とする。絶対いつかヒドイ負け方をして再起不能になるのではと思うのはボクだけではないはずだ。
対するTATSUJIは往年の当て勘が戻っているかどうかが分かれ目。とにかく中島はゴーレムのように向かってくるので、インファイトでポイントを稼ぎ、3Rなで集中を途切れさせないことができれば大差の判定勝ちができると。ただ、それができなければ危ない。希望としてはTASUJIに勝って欲しいが、6:4で中島の判定勝ち。

●日菜太 vs 優弥

K-1的にはあまりにももったいない一回戦。できれば両方とも世界戦に出したい、主人公タイプの二人。
優弥も実は左ミドルが得意なので左ミドル対決なんだが、体格的にも日菜太はMAX最適、距離の取り合いを制すれば判定勝ちの予想。逆に長い足のミドルをくぐってインファイトに持ち込んだ場合、優弥の連打がポイントになる。距離のとり方は日菜太もうまいので、優弥は若干不利か。よほどのことが無い限りKOは無いと思う。というわけで日菜太の判定勝ちを予想。残念だけど。


ここから予想前提の二回戦。

◎城戸 vs コヒ

いい意味でのお調子者対決。でも体格、技術共にハイレベル!とはいえ、城戸はコヒの予想よりもだいぶ強い。城戸の強さって去年は発揮されなかったけど、後楽園ホールで血しぶきが飛び散る、ある意味ホラーなんだよね。ご存知のとおりそういう時のコヒは大体逃げ腰になり、ポテンシャルを発揮できなくなる。昨年の雪辱なんてものじゃなく、体調万全なら城戸だろう。ちなみにコヒは一回戦でうかつにもダメージを受けているはずなので、それも影響する。

◎中島 vs 日菜太

タイプが違いすぎてかみ合わなさそうな対決。krushの70kg級を見ている限り、山内やら廣野やらと日菜太を重ねるのはどうかと思うが、ハイキックが2回くらいクリーンヒットしないとゾンビ・中島は止まらないので、日菜太のメンタル次第で勝敗が決まる。ミドルキックで右腕を壊す!という方向もあるけど左腕だけぶんぶん振り回してきそうで結局同じというか・・・とにかく中島はイヤだ!というわけで日菜太が
ハイキックで優勢になり、判定勝ち・・・を祈る。


というわけで予想前提の決勝。

◎城戸vs日菜太

才能1,2の対決。当て勘、体格共にカンペキ。世界戦に通用するポテンシャルがあると思う。ダメージと疲労は、若い日菜太も中島戦でいたずらに消耗しているはずで、ほぼ互角。
ようは気力が充実しているほうが勝つ・・・ってそりゃあそうだろうよ。ガッツ石松みたいなセリフ・・・トホホ


この予想が当たったら次回から俺が佐藤隆太の変わりにリングアナやったる!
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奇跡の後楽園ホール Krush観戦記 [格闘技]


今朝体調が悪くて会社を休んだにも関わらず、夕方から行ってきましたKrush 60kg級トーナメント決勝。

いや、一言で言うと、奇跡のような大会でした。

そもそもKrushって、第一回の山本元気vs桜井洋平からして尋常ではない盛り上がりでしたが、8月の60kg級トーナメントRound2は石川直生の2連続ハイキック逆転KOを筆頭に、文字通り失神モノでした。

その決勝。通常ならさすがに少し消化試合っぽくなるものだが、今日のリングは早々にレッドゾーンまでヒートアップ。明らかにただでは終わらない空気の中、まあとにかく全試合が尋常ではないブーストぶりだった。この興行はたしかに神がかっている。

リザーブファイト、久保優太vs水落洋祐。
久保、まるでボクシングの内藤を彷彿させる上体の柔軟さ。これは強いぞ。水落もさすが桜井をKOで切って捨てただけあってパンチにはキレがあるが、フルに戦って久保に軍配。
水落はどんどん良くなっていくなあと会場中が感心。

次、ある意味メインイベント。
1回戦・2回戦を連続ハイキックKOを成した石川直生。
対するは、唯一日本人で山本真弘をぶったおした“狂拳”竹内。
これがとにかくこのトーナメントの決勝以上に気になる試合。

果たしてその結果は。不敵に笑う竹内、しかしリーチで勝る直生はアウトボクシングを徹底、ロー、ジャブ、前蹴りで距離をキープ。しかし、パンチのある竹内のプレッシャーは強烈で、油断するとラッシュをかけられそうな空気が流れている。
ラウンドが進み、業を煮やした竹内がロープに追い詰めて打ち合いになった瞬間、ロープを背にした直生のヒザが一閃!アゴを蹴りぬかれた竹内は白目を向いて完全失神。後楽園ホールは絶叫に包まれる。なんと直生は3連続失神KOという、ワールドカップでハットトリックするくらいの快挙中の快挙、ミラクル決勝進出を決めたが、何やら悔しそうに顔をゆがめている・・・。

真弘vs元気、W山本対決。なぜかキックボクサーには山本が多い・・・
これはとにかく尋常ではない高いレベルの試合だった。とにかく、両者共に完璧な動作をしているので、「ローだロー」とか「回り込め」とか、そういう野次が飛ばない。言う前にやってるからだ。それをまた目にも留まらぬスピードでよけるよける。ディフェンスってのはこうだぞ、と言われても、練習しても真似できそうにない早いウィービング。ジャブをパーリングではたき落とす。フルラウンドまでやって両者全く動きが変わらない。むしろブーストしていく二人。会場はあまりの拮抗したぶつかり合いにため息。延長限界でマストシステム、真弘の勝ち。ただしこれは全く決着とは言えない、というか永遠に決着がつかないのではと思うほど、高次元な戦い。

スーパーファイト、前田尚紀vs上松大輔。飾らない前田vsイケメン上松、キャラ正反対ということで応援も二分。威力とプレッシャーは上松。これは前田ジリ貧かと思いきや、小刻みに当ててダメージを蓄積していく。パンチからローのコンビネーションが着実に功を奏し、動きが悪くな上松。ここでパンチの打ち合い・・・となった瞬間、左右がきれいに上松をとらえ、上松痛恨のKO負け。前田大人気。


ここで70kgトーナメントの決勝、廣野vs中島。
残念ながら僕はこの両選手があまり好きではない。というか山内含め、70kgのトーナメントは言っちゃ悪いがやっぱりスター選手は皆K-1 MAXで観ているので、ちょっと見おとりするんだよね。
60kgの真弘の試合の後に見ると、やっぱりスピードがグッと落ちる。魔裟斗だったら見劣りしないのに・・・。廣野選手は良い選手だが、やっぱり決め手に欠ける。そして中島選手は結果的に10戦10勝でトーナメント優勝ということだが、はっきり言ってただタフなだけでディフェンスが全然無い。ひたすら食らい続ける。タフさってそれはもちろん素晴らしいけど、いつか決定力のあるパンチを食らったら再起不能になるんじゃないかと。やめた方がいいよこのスタイルは。
熱いぶつかり合いで良い試合だったことは間違いないが、好きにはなれない選手達だった・・・。

そして決勝。真弘vs直生かと思いきや、ドクターがリングイン。直生がまぶたをカットして筋膜まで達しているのでダメだと。ブーイングに包まれる会場。そしてリザーバーに久保が登場する。

久保vs真弘。NJKF対全日本のチャンプ対決。とはいえ、やはりトーナメントを勝ち上がってきた真弘とリザーバーの久保では優劣は明確かと思いきや、試合は意外な展開になる。

リーチでまさる久保は、ディフェンスが柔軟で速い。真弘得意のアウトボクシングがむしろ裏目に出、むしろ久保がカウンターを中心に徐々にクリーンヒットを増やしていく。スピードマスター真弘は久保の柔軟なウィービングに焦りを隠せない。必死に攻め込むも、ろくろくダメージも与えられないまま最終ラウンドへ。絶体絶命、優勝は突如現れた久保に掻っ攫われるのかと思いきや!終了直前、捨て身でまっすぐ跳び込んだ真弘の左右が連続ヒット、まともにアゴに食らった久保がダウン!!大きな点差がついていなかった高レベルな試合を、最後の最後で真弘の意地がねじ伏せた。会場はダウンシーンで絶叫に包まれ、熱闘連発のKrushの決勝にふさわしいクライマックスとなった。

いやはやとにかく、18時からKO、ダウンの連続。何より、選手たちが強烈なモチベーションで素晴らしい熱闘。この熱さは先週のK-1MAXの比ではなく、むしろ先週の不完全燃焼を今日のKrushが完全に払拭してくれた。

素晴らしい!素晴らしいとしかいいようの無い後楽園ホールだった。

全日本キック無き今、Krushには本当にがんばってもらいたいが、この分なら安心だ。
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阿鼻叫喚!Krush@後楽園ホール [格闘技]

8/14(金)、キックボクシング興業“Krush”に行ってきた。

全日本キックが中心となり、ある意味K-1のプレ興業的に行われている「Krush」。

16人による60kg級トーナメントが行われ、7月の下旬に最初の8人が、そして8/14日、残りの8人が決勝への切符をかけて…激闘…死闘…いやそんな使い古された言葉では言い表せない、凄絶なファイトを繰り広げた。

桜井洋平vs水落洋祐

60kg最強との呼び声もあるNJKFの帝王・桜井。かたや、実力十分だがここ一番に恵まれない全日本キック・水落。
今回のトーナメントでは、充実している全日本4人と他団体のチャンピオン級4人の対抗戦、という図式にもなっているが、この試合に関して言えば下馬評は他団体・桜井が圧倒的有利だっただろう。
全日本キックがホームのはずなのに、心なしか洋平コールが優勢。

ところが、当初慎重だった水落が桜井の懐を突破、鋭い右でダウンを奪う。どよめく会場、しかし桜井の目は死んでいない。まだ波乱があるぞという期待の中、桜井はヒザやキックで水落を攻めていく。しかしこの日、水落の当て勘は冴えまくり、鋭い左フックで桜井の顎を打ち抜いた。桜井は白目を剥いてしまい、会場が心配でどよめくほどの凄絶KO劇。桜井にとっては屈辱のKrushとなってしまった。


石川直生 vs TURBΦ

この試合、会場は異常な雰囲気に包まれた。
会場の一画を占領した屈強なTURBO応援団が「石川帰れ~!」「石川おつかれ~!」野次を連発、殺伐とした空気に緊張感が走る。

しかしリングの二人は共に充実した表情。スピーディーでアグレッシブな攻撃をみせるTURBO、リーチに勝る直生と間合いの取りあいに。2R、直生が飛び膝で飛んだところ(だったと思う)の顔面にパンチが入り、ダウンが宣告される。しかし、冷静に闘志を漲らせる直生。

3Rになり、フットワークでかわしながらもアグレッシブに攻撃を行っていくTURBO、ポイントで追い込まれている石川も膝を織り交ぜながら着実にダメージを与えていき、激戦、大一番状態になる。
会場は両者のファイトにヒートアップ、激しい応援合戦。

そして3Rの残り20秒くらい、いったんブレイクして離れた後、応援に押されるようにニュートラルコーナーを飛びだした二人。出会いがしらにバチンと電撃が走ったような、漫画のようなクロスカウンターが炸裂した。直生の右ハイとTURBOの右フックが交錯したのだが、立っていたのは直生だった。
TURBOを見下ろす直生の姿が、俺の目にはあしたのジョーに見えた。
戦慄のハイキックを受けたTURBOはリベンジならず。悔し涙に濡れたが、会場からは素晴らしいファイトに多くの拍手が送られた。

激戦連発の中、この試合がベストバウトだったことは疑いない。


前田尚紀vsファイヤー原田

何をやってても笑えるファイヤーは今日も大人気。対する前田は一切の飾り気なし、入場もさっさと。こちらもある意味笑える。
さて下馬評というか格的にはもちろん前田の圧倒的有利。たぶん勝負にならないだろうと予想されていたのに、なんと最初にダウンしたのは前田だった。
1R、前田はほとんど動かず、ローキックも出さないまま、ファイヤーの突撃ブンブンフックを食らってしまう。調子悪いのか前田?またはファイヤーの遅いフックが実はものすごく重いのか?との心配をよそに、とくに表情を変えない前田は何か糸口でもつかんだのか、突如攻勢に。バババと回転してあっという間にファイヤーをノックアウト。
実態のつかめない不思議な試合だった。
前田は勝ったらさっさと控室に帰ってしまった。

山本元気vs尾崎圭司

妻が大ファンの尾崎がなんと10kg以上の減量を経て60kg級に参戦、とのことで個人的に興味深い一戦。しかし相手は元気。あまりにも相手が悪くないか?
一回り小さくなった尾崎、フットワークも軽く、悪くない動き。左右に振りながら攻撃をちらしていく。身長的には70kgよりもあってるのではと思う。ウェイトが安定してくれば強いはず…な尾崎をものともせず、60kgとは思えない重厚さで安定した攻撃を繰り出す元気。
武士のような威圧感とぶれない軸。堅いガードと重い攻撃。ローキックや右ストレートの重い音が後楽園ホールに響く。K1ルールがマッチしているともっぱら評判の元気、ある意味スタイルが完成している。
互いにアグレッシブな割にはクリーンヒットの少ない高レベルの試合で、会場をしみじみうならせた。僕の採点では30:30のイーブンで延長!だったが、ジャッジは3人とも30-29、僅差判定で元気が勝ち残った。


結果として振り返れば、全日本キック4人が勝ち残る結果に。しかし、気迫あふれる4試合はどれも団体の垣根を超えた大一番だらけ。一回戦だけでおなかいっぱい!の充実した内容。

そして準決勝で再び魅せたのは、ナオキックだった。


●水落 vs ナオキック

今日の水落の攻撃は冴えていた。アグレッシブでありながら、パンチが的確。格上のナオキックに開始当初は慎重だったが、2,3クリーンヒットを当てると俄然本来のキレを発揮。ついに1R中盤で押し、バランスを崩したナオキックからダウンを奪う。
しかし、TURBO戦と同様、ダメージがあまりない様子のナオキック。目も死んでいない。
1Rの終了間際、またも攻撃が交錯する中、電撃のようなハイキックが炸裂、水落がリングに崩れ落ちた。
このKO劇に場内は大興奮、今日の主役は直生で決定。

●元気 vs 前田

なんか普通の全日本キックみたいなマッチメイキング。双方とも元フェザー級王者、デビューも同じ、身長も同じ、K1向き、ということで完全に噛み合っている…。スピードと回転の前田か、一発の重みの元気か。
入場曲もそこそこにさっさと出てくる二人。地味なトランクス、パフォーマンスなし、飾らない二人。ある意味微笑ましい。
一回戦では元気のほうがスタミナを消耗しているものの、前田が調子悪そうだったのでこれは元気が圧倒的か、と思いきや、前田は打って変わった回転力で善戦。どちらも下がらない良い試合だったが、元気のボディとローキックが効いたか、最後に元気のラッシュもあり、元気が判定勝ちした。玄人好みのいい試合だった。


スペシャルファイトもいい試合が多く、本当に充実した興業だった。

この激戦連発の陰には、「つまらない試合をするとK1には出さないよ」というK-1・谷川EPの無情なプレッシャーがあるだろう。ただ判定勝ちすればよいのではなく、KOで倒せないと意味がない、という凄まじいハードル。TURBOも尾崎も桜井も、そのハードルに果敢に挑んだ。

団体が乱立し、長い間求心力を失っていたキックボクシングが、K-1というエンターテインメントステージをきっかけに渦を巻いてヒートアップしている。

今一番面白いのはキックボクシングだ。
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山本優弥について [格闘技]

先日のK-1MAXで活躍し、一躍その名が知れることとなった山本優弥。

いったい彼は何者なのか?について、全日本キックファンとしては書いておかねばならない。

彼は17歳という若さでデビューした、全日本キックボクシングの軽~中量級の主軸選手である。
デビューから数年はライト級(62kgくらい)で戦っていたが、後に70kg級に階級を変えていった。

僕自身、はっきりと彼を認識したのは、かの伝説の、2003年の全日本ライト級最強トーナメントだった。
彼はその一回戦で、無敗の花戸忍(ツグト・忍・アマラ選手のこと。当時はこう名乗っていた)とあたった。
とにかく当時60kgの花戸と言えばめちゃくちゃ強く、ネリチャギ、ブラジリアンキック、カウンターどれをとっても最強モンゴル人以外の何者でもなく、KOの山を築いていた。
当時は優弥もまだ若く、技術では花戸には及ぶべくもなかった。

しかし、当時たしか18歳の優弥は、凄まじい攻撃を受けながらも楽しそうに笑い、ぐんぐんと前に出ていく。
たぶん「もっと来い」とアピールすらしたと思う。

そのあまりの気の強さ、強敵を楽しむ姿には恐怖すら覚え、一緒に観戦していた友人たちと
「あいつこそがグラップラー刃牙(バキ)だ」
と畏敬のニックネームをつけたのだった。

その前にも彼の試合は(どの試合だか判然としないが)、17歳らしいよということでびっくりしたものだが、その頃ボクはまだ観戦者として十分な知識がなく、あまりはっきりと認識していなかった。

彼は新空手あがり。大月とは異なり、比較的まっとうなキックボクシングスタイル。
パンチがいいので、K-1には向いていると思っていた。

その彼は、その強烈な性格とは裏腹に、比較的着実な上達をとげる。

2003年ごろからちらほら試合を観たが、少しずつ、少しずつ技術が向上していった。

ハートの強さは相変わらずで、強敵を喜ぶ。
よって、必ずしも勝ちにこだわっている感じではなく、純粋に試合を楽しんでしまう。

技術の向上とともに、彼は自分との戦いを楽しむようになっていった。
2006年 K-1MAXの脱臼の時を境にだろうか、その傾向は顕著になったと思う。

2007年金統光戦、彼は金選手ではなく、試合というものを乗り越える自分を試していた。
尾崎圭司相手にも、むしろ「方法論の実践」がテーマだったのではないだろうか。

彼はとても強い選手だ。が、勝敗よりも、「きちんとした」強さというものを作り上げることにむしろ腐心した。

彼は超強気な性格を持ちながらも、本当に堅実なファイターなのだ。
その堅実さは、今回自演乙が魅せたような、がむしゃらに「倒しにいく」スタイルから少し遠ざかっていたと思う。
昨年11月のクォン・ミンソク戦なんかがその例だ。

しかし、09年2/23の彼は違った。

ある意味、格闘センスや才能の点から言って格上といえる強豪がひしめくK-1MAX。
このステージは彼に、「きちんとした」強さ×がむしゃらに倒しにいく 両立を強要した。

ここに、新・山本優弥の誕生をみた。

決勝のラストラウンド、ふわふわと絶好調の小比類巻に対して放ったブローは、彼の才能と、堅実な努力、積み重ねた実践論を全て踏み台にし、「倒す」ためのハートが繰り出したものだった。

彼が今後、新・山本優弥のままでいるならば、きっと僕らに背筋がしびれるようないい試合をたくさん魅せてくれるはずだ。ずっと応援してるぜ!

がんばれ!新・山本優弥!!
タグ:山本優弥
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K-1MAX 山本優弥 is the hero! [格闘技]

※3/1 誤変換などを直し、少し補足しました。

いやあ、2/23月曜日は一人でワンセグ観ながら絶叫してしまいました。

今は家に帰ってハイビジョン録画をレビューしてます。

●自演乙vsHAYATO

自演乙は今最高に強い状況!が、観戦経験的に、このタイプはあまり長続きしない。
どこかでひどい負け方をしてぐっと弱くなるタイプではないかと。
才能ある格闘家って、このくらい強いタイミングが一生に一度ある。
無敗の状況って最強なんだけど、試金石は一回負けてからです。
がんばれ、コスプレイヤー!

●優弥vsTATSUJI

これは玄人的には最高の試合だった。K1的なマッチメイクとしては最高。
ボクサータイプ対キックボクシング。そのテーマに見合う、素晴らしい試合だった。
優弥も優れたパンチャーではあるけど、一歩上を行くTATSUJI。
そのTATASUJIに対して右ロー・左ミドルを積み上げた優弥。
これは教科書的にはベストバウト。


●城戸vs日菜太

これは本当にびっくりした試合。
日菜太強いね!!
城戸は今実力的には最高に強いはずだが、日菜太には強いハート+才能+技術がうかがえた。
ムエタイスタイルでこんなにK-1で強い若者とは・・・。
体格もすばらしいし、ミドルキックが強い。レアな選手だ。
これは事実上決勝だったといえる。
凄い。
ちなみに、日菜太にばかり注目がいき、なんだか城戸の動きが冴えなかったという意見が趨勢をしめているけど、
城戸自体は結構イイカウンターも当てていたし、よいラッシュもしたし、決して悪くはなかった。
あんなにミドルをもらいまくる前に決戦すべきだったね。
そういう意味では作戦ミスじゃないだろうか。
※無論一回戦のみの話。二回戦はもう動けてなかったね・・・

●アンディvsコヒ

飛ばします。
っていうか、コヒvsアンディを飛ばすくらい
今日のトーナメントは面白かったんだな。
リザーブマッチ(尾崎vs白須)は一秒も映ってないな。
佐藤嘉洋も全然映っていない・・・。


二回戦。

●自演乙vs優弥

これは言わば全日本キックvsNJKF、団体対抗戦である。
となると、全日本はNJKFに負けるわけにはいかないのである。

2Rでクリーンヒットが出る。
うーん血まみれ
優弥はガード固くてクリーンをあまりもらわない。いい試合だな・・・

自演乙の実力がもう少し判るまで観たかったが残念。

最後、絶対勝ちます!っていった優弥に自演乙のセコンドが気合を入れてる。
格闘技って本当に美しい、戦うってこういうことだよね。


●コヒvs城戸

ここ数年でもなかなか観なかった、絶好調のコヒ。対するは、なんだか目線がおぼつかない城戸。
これは・・・今なら城戸の方が自力は上のはずだが、どうもね。
結果はコヒ。城戸大丈夫かな・・・・


さて決勝!!!!


はっきり言って、このカードは全く予想していなかった。

誰も予想していなかった。

優弥!17歳からお前をみているぜ!!!

1R コヒのアウトボクシングに優弥ピーカブーで固めつつ前に。
ハートの強さが出ている。
だが、ダメージと調子の差がいかんともしがたく、優弥ダウン。
この時点で優弥は普通なら絶望してもよいところ。
タイの選手ならタオルだな。

2R コヒ絶好調。本当に絶好調。パンチの回転も素晴らしい。当て感も戻っている。
優弥は叫びながら前に。
ハートが伝わるがこれもコヒのラウンド。

3R
優弥の試合を10試合は観ているけど、今日の、そしてこのラウンドの優弥は今まで観たことがない優弥だった。
相手が強いと笑ってしまう優弥。
自演乙相手にも笑ってた。
でも、決勝の優弥は正真正銘必死の優弥だった。
これは最強ライト級トーナメントの花戸戦とも全然違う。
全身全霊の優弥。

そして余裕をこいたコヒをぶん殴った。
コヒではなく俺が失神しそうになった。

最高の3R!谷川EPも心揺さぶられたであろうこの3R。

もうなんていうか、優弥がゴールデンで全国に顕(あらわ)にしたこのロマン。

言葉が足りん!!!

感無量!?

言葉が足りん!!!

優弥、今宵、お前がヒーローだ!!!
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全日本キック「KRUSH」 壮絶な試合に悶絶! [格闘技]

昨日11/8に行われた、KRUSH~Kickboxing Destruction~観てきました@後楽園ホール。

実は、予約していたチケットの払い込みを忘れていてキャンセルされてしまい、当日券立ち見で観て来ました(笑)。それほどの執念を費やしてでも見に行く価値があった。

KRUSHは、通常の全日本キックとは異なり、全てがK-1ルール3R(ヒジ、首相撲などのムエタイスタイルが禁止)。全日本キックの60kg、70kg級のスター選手が揃い踏みし、外国・他団体のスター選手と戦うという構図。
そして明らかに、今ひとつ花開かない K-1 60kg 級への参戦選手の査定大会の様相。リングサイドにはK-1の谷川EPがモフモフと顔をほころばせている。

そんなわけで、選手が異常に豪華。我が愛する山本優弥、妻が大ファンの尾崎圭司。前回の60kgトーナメントで大月を判定で破り優勝している、対日本人無敗のスピードスター・山本真弘。そして、その一本気なファイトスタイルで大人気の山本元気、そしてライト級実質最強の呼び声高い、桜井洋平

5時の開場、オープニングファイトから異様な熱気。OPとは思えない、逆転が相次ぐ素晴らしい試合。
水落VS卜部などの試合を経て、いよいよ本戦。

70kg契約3試合。

山本優弥 VS クォン・ミンソク
体格的にも優弥有利で、1Rは貫禄の試合運び。
ところが2Rで優弥の攻めが精彩を欠く。クォンは攻撃の威力がそれほどっでもなく、打たれ強い優弥にはあまり効かない。危なくはないが決め手に欠き、結局判定勝ち。
この試合中、バンデージを巻いた状態の寺戸が隣で観戦していた。優弥と寺戸は仲良しだなあ。セコンドにはナオキック(石川直生)。青春塾(ジムの名前)って豪華だ。

尾崎圭司 VS イ・スファン
尾崎は基本的に格上の相手とやりすぎで可哀相だ。キシェンコといい勝負をする、体格にも恵まれたイはやりづらい相手だと思う。
それでもバックブローなどで善戦し、4Rまでもつれたが判定負け。
個人的には、優弥と尾崎の相手を逆にしたほうが(今日に関しては)面白い試合をしたはずだ。優弥のほうが尾崎よりちょっと強い(ファンの方失礼)し、気が強いので格上の相手に向いている。
逆に尾崎は早くからK-1に回転技の男として演出されてしまっており、勝ち方や攻撃方法にこだわらざるを得ない。これはプロとして必要なことだとは思うが、ちょっとかわいそうだ。ウェイトも完全にあっているかイマイチ疑念がある。

●TATSUJI VS 小宮
TATSUJIはひょうひょうとしていて格好いい、対する小宮は熱血型。1R、豪腕でなぎ倒すようにダウンをうばったTATSUJIの圧勝かと思われたが、後半は小宮がすごい盛り返し。場内騒然の打ち合いなどを経て、結局いい勝負で判定。TATSUJIの勝ち。
ちなみに、豪腕なぎ倒し(クリーンヒット、というよりも圧力でダウンするイメージ)は、大月の試合でもちょこちょこ見かけるが、あまりダメージにはなっていないようで、大月はいつも不満そうだ。


60kg契約3試合。

寺戸伸近 VS ワンロップ・ウィラサクレック

プログラムでも戦前予想は100%ワンロップ。序盤はたしかにワンロップの横綱相撲(格下相手のブアカーオのイメージ)だったのだが、寺戸が素晴らしい善戦。ローキックが効いたのか失速するワンロップにあわやのラッシュをかけるも、3Rでは多少攻め手に欠き、判定負け。
ちなみに寺戸のセコンドにはさっき試合を終えたばかりの優弥。なんだかとても元気。

山本真弘 VS AKIRA

全日本とJ-NETのフェザー級王者対決。真弘は対日本人無敗、この階級最速と言われる男。当て勘もよく、技術的には最強だと思う。対するAKIRAは(澤屋敷・尾崎・梶原・上松を擁する)イケメンジム・チームドラゴン。
試合は序盤から真弘のペース・・・と思うまもなくクリーンヒット!AKIRAはあっという間に2度のダウンを奪われ、レフェリーストップ。一方的な試合に会場はどよめきの嵐。というか、真弘のあまりの強さに「引いた」といっても過言ではない。真弘は強い。かの大月ですらトーナメント決勝で判定負けを喫している。
順当に考えれば、次の60kg級は真弘を投入するのが妥当だろう。真弘はなんとなくスター性に欠ける気がするのだけど、それは髪型のせいではないかとも思う。

山本元気 VS 桜井洋平

メインイベント。知らない人に言っておくと、このメインイベントはキックファンにとってはかなりの貴重なカード。スターなみいる中で、この試合がメインイベントと称されるのにはいわれがある。
桜井選手はNJKFというキック団体を牽引する超有名選手で、あまり他団体とのマッチメークが無く、待望されていたのです。全日本の選手で「桜井とやりたい」と言う選手が多いのはそんなわけです。

さてこの試合、戦前予想は五分だったが果たして、とんでもない試合になった。

1Rで2回。2Rで一回、それでも立ち上がってくる相手を3Rでなぎ倒したのは、なんと全日本・山本元気その人だった。

コーナーポストで幾つか決定的なシーンがちゃんと見られなかったのが残念だが(なにしろ立ち見なので)、基本的には元気の左ボディブロー、みぞおちへの前蹴りが桜井選手の長身痩躯に直撃、悶絶してヒザを折ったというところ。不屈の闘志で立ち上がる桜井選手はヒザなどを中心に攻めるが無理やりこじ開けられてボディに食らう。この試合で、客席は絶叫の渦。合計4回のダウンをした桜井選手に、最後はレフェリーストップ。
元気強い!尋常ではない強さ!
最後は高らかに
「一番強くて面白いのは全日本キック!」
と宣言してリングを降りた。

会場の全員が心から満足しきった後楽園ホールだった。絶対に隣の日本シリーズより盛り上がったと思う(笑)。

さて、やはりなんだかんだK-1の前哨戦と言えるこの興行、さすがに会場にはキック界の有名どころが勢ぞろいしていました。チードラ、青春塾、藤原ジムなどのジム関係はもちろん、大月、K-1MAXの日本チャンプ城戸、ツグトアマラなどが楽しげに談笑していた。

後楽園ホールの本当にいいところは、選手と観客の距離が近いこと。今回もいろいろな選手たちとハイタッチ&握手。快勝直後の真弘のグローブでハイタッチしてもらったし!いやはや、明日からがんばろうと思うよね。

ちなみに、個人的にこの大会を知ったのは前回10月17日。三上洋一郎の試合を見に行ったことによる。
三上の敗戦でショックを受けたボクは、一人で後楽園ホールを出た。
すると、ピシッと「四角い」印象の青年と出くわした。お、山本元気じゃないか。元気も同じく水道橋駅に向かうところで、駅までの道のり、ほとんど一緒に歩く状態になった。
たったそんだけなんだけど、なんだか次の試合に向けての元気の覚悟や気持ちに少し触れることができた気がしてうれしかった。
そして今日この壮絶な決着をみて、しみじみキックファンでよかったと感じ入っている。
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観てきました K-1 MAX at 武道館 [格闘技]

観てきました、K-1 MAX at武道館。

絶叫しすぎで声が枯れてしまいました。


もう書くことが多すぎて書く前から疲れてしまうほど。 ちなみにK-1甲子園は見られなかった。

コヒ。
名前を変えて挑んだ。しかしKO負け。悲しい。
TVで見ると意外にがんばっているが、会場ではかなりメッタ打ちされた印象があった。引退かな。
相手強い・・・これじゃあ復活戦にはきつい。

城戸
強い。すばらしい。じきにトップファイターにあがってくるのでは。
昔全日本キックとの交流戦で「なんて強いやつが他団体にはいるんだ?」と
びっくりしたことを思い出した。
去年?の60kgトーナメントはふつうに一人で観戦してたような気がするんだけど、今やスターだ。

魔裟斗VS佐藤嘉洋

明らかに本日のメインイベント。

なんもいえねえ(泣)。

すごい試合だった。会場はもう絶叫&悲鳴。
ジャッジは正当。今回からのルール(各ラウンド採点)は自力のある魔裟斗向き。。

とにかくハートがぶつかり合ったすばらしい試合。両者を心からたたえるべきだと思う。
佐藤がこんなに強くなるとは思ってなかった。
すばらしい。
佐藤ファン側が「ダウンうばったのになんで勝てないの?」というブーイング&物投げ入れで結構会場が荒れた。あの判定が理解できないならトーシロだな・・・。ダウンとったら勝ち、っていうほど採点は単純ではない。(とはいえk-1のルールブックとはちょっと違ったみたいだけど・・・)

ともあれ佐藤自身がドローに納得してた―のは、ドローを宣告されたときの佐藤のポジティブな顔を見れば絶対にわかるはずだ。
彼は、「うんよし、もう1ラウンドがんばるぞ!」という顔をした。
佐藤がそう思ってんのに、佐藤応援シートが缶投げちゃ駄目だろ(笑)

最終ラウンド終わったあとに佐藤はファンに向かって
「負けた」
と言っていたのを見たかな。

佐藤は態度も含めて今回本当にクールだった。そのクールさには賛否両論あるとは思うけど、僕はあれは佐藤のスタイルとして尊重する。本当に強くなってきたことの証なのだとも思う。


キシェンコVSサワー

サワー調子悪し。サワーといえばいったん始まるとかなりしつこいラッシュ、離れ際にも確実にローキックを一発当てていくような、粘りと回転が素晴らしい選手。ところが回転力がいつもの30%?ラッシュがすぐに止まってしまう。
調整失敗か。
キシェンコは本当に才能がある。体格もMAXむき。 韓国のチャンピオンとやったTVデビュー戦で、
「なんて”当て勘”があって、手足が長くて、階級にぴったりな選手だろう」
と思ったけど、あっという間にトップ選手になった。
まだ21歳ですわよ。


60kg級の2試合。

なんと!!テレビで放映してないじゃないか!???

マイヒーロー、大月晴明。対するは前田尚紀との超絶叫スーパー乱打戦で全日本キックファンをもうならせた梶原龍児

ボクにとっては本日のメインイベント。
格としては大月の方がだいぶ上なんだけど、それでも梶原は前田憲作の弟子だし・・・とは言いつつも、大月のKO勝ちを期待していた。
しかし天才・大月、梶原をKOではたおせなかった。梶原はいいところが無かったとおもうが・・・。
大月は63KGくらいがちょうど良いのだけども、やはり60kgだと軽いのだろうか、一発の破壊力が少し落ちてきている。

それでも俺が叫ばずに誰が叫ぶとばかりに、とにかくこの試合で声を枯らすまで大月コール。
後楽園ホールっぽい野次を飛ばしていたのはこの私です 。


上松VS大宮司

大宮司・・・・悲しい・・・・。正直ここ4年ほど大宮司は冴えない・・・・・。ハートが負け慣れしてしまっている。
打たれ弱すぎて、試合にならない。
魔裟斗のラッシュを受けきる練習と、「自分が勝つ」というイメージが必要なんじゃないか。
引退かな。

さて、60kgに何が足りないか分かったよ、谷川EP。
なぜ大月の素晴らしさが際立たないか分かったよ。

それは、正統系のチャンピオンがいないからだ。大月は最強のちゃんぷだが、超変則スタイル。キワモノに見えてしまう。
まさとがいたからKIDが目立つ。坂田がいるから内藤も強さが際立つ。
大月も、小林聡がいたからこそ天才ぶりが鮮烈だったんだ。

つまり、「正統派」ファイティングスタイルのチャンピオンが一人必要だ。できればハンサムな・・・それは外国人でもいい。誰がいいかな~?

ちょっと軽いけど、藤原あらし君がもう少し階級あげられれば、最高に適任なんだけど。

山本真広だと強いけど華やかさに欠ける。だとするとナオキックか。ナオキックだと強さが足りない・・・

とにかく、谷川EP。
正統VS変則天才。
このシナリオで60kgは盛り上がるのではないか?



決勝。キシェンコVS魔裟斗


超イケメン対決。会場ではキシェンコの応援もちらほら。

優勢ではあるも、クリーンヒットで倒れる魔裟斗。
しかし盛り返す。盛り返しは心象的にはかなりプラスだ。そりゃそうだ、ダウンが効いていなかったことになるわけだから、ポイント差が縮まるのはロジカルだ。

しかしラストラウンドはマストシステムでなければドローだった。だとするとジャッジの仕事は必然になる。

ルールはラウンドごとの採点、そしてマストシステム。
この場合はホームタウン&チャンピオンは防衛する原則から考えれば、格闘技の常識としては
魔裟斗の勝ち。これは、はっきり言って全く妥当だろう。
これは判定というものを理解すれば問題なくフェアだと思う。
これもキシェンコがさわやかだったね。


感無量なまさとを観ながら泣いた。


そして、血まみれのキシェンコ、さわやかな佐藤、城戸、それをたたえるクラウス、少年ジャンプの主人公みたいなブアカーオ、全ての選手達を思って泣いた。

彼らは美しい!そして気高い!

魔裟斗がしきりに言う。
俺は才能があるわけじゃない。努力をしてきた、それが報われたのだと。

これが中量級が素晴らしいゆえんだと思う。猛獣対決ではなく、人間性の闘い。


本当に、自分を振り返って恥ずかしくなる。もっとずっとがんばらねばならない・・・そんな気持ちにさせてくれるのが格闘技だ。

・・・もうなんもいえねえ(泣)。


・・・って、恐ろしくいっぱい書いてますが。
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大月晴明がK-1に(泣) [格闘技]

「大月晴明」がK-1に出るのです。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=814684095&owner_id=410071

わたしゃ、軽く泣きました。
大月という選手はボクにとって唯一無二のファンタジスタであり、格闘技ファンとしてのボクを形づくった選手です。

そこで、大月というキックボクサーがいかにぶっちぎりで俺の心を鷲づかみにしたか!
をちょっとだけ。

ボクの日記やブログには何度も登場するのですが、2003年、全日本キックボクシングの興行で「ライト級最強トーナメント」というトーナメントがありました。
同じ興行で友人の三上洋一郎選手が出場していたため、そのトーナメントは最初から最後まで観ることができました。

ライト級というのはだいたい60kgくらいで、日本人にとっては最激戦区です。その証拠に、「ライト級最強トーナメント」に出場した選手は「最強」の名に恥じない、異常な猛者ぞろいでした。

まず、当時ムエタイの世界チャンピオンでもあった「野良犬」小林聡。この人は今回のk-1にも絡んでくる人物ですが、とにかく90年代のキックボクシングを牽引した、スター中のスターです。引退試合ではボクも泣きました。

魔裟斗のチームメイトでスパーリングパートナーでもある、「大宮司進」。最近は少しかげりがあるように見えますが、この当時は本当に強かった。このヒト、次のK-1にも出てますね。

次に、モンゴルからの刺客、「花戸忍」あらため、現在では「ツグト・アマラ」。当時の戦績は17戦全勝!向かうところ敵ナシの最強外国人。
この人、実は今現在70kg級のK-1MAXの主力選手であり、ブアカーオら世界チャンピオン達とやりあってますが、この頃はなんと60kg級だったのです。いやむしろ60kgがベストなのでは。

さらに、同じく現在MAXで活躍している「イム・チビン」。なんと今年のK-1アジア王者です。この間、城戸に負けてしまいましたが・・・

そして、山本優弥、当時高校生!K-1MAXでもおなじみです。この選手は高校生当時から異常でした。我々の間では「バキ(刃牙)」の通称で通っていました。ボクが2番目に好きな選手。現・ウェルター級日本チャンピオンです。

そして我らが「大月晴明」、当時の戦績は11戦全勝!そしてKO率90%!
最初ははっきり言って天才系、感じの悪い選手でした・・が・・・・


というわけで、異常に豪華なメンバーが後楽園ホールで激突したわけです。


もうそれぞれがスター!小林は一回戦でイムチビンにKO負け!山本は忍に負けましたがなぜか笑ってる!そして大月はムエタイの藤牧君をまったく寄せ付けない!異常な強さ。
この純然たる熱狂!
これぞ格闘技!

というそのトーナメント、制したのは 大月晴明 その人でした。
この時、ボクは絶対的に強い!ということの意味を空気の振動で感じたのでした。

大月はメンタリティの面で言うと、かなりナイーブで、その豪腕からは想像もつかないような弱気発言や後ろ向きな発言も多い。
ただ、それはヘビー級のウッホウッホな選手たちとは全く異なる、メンタルスポーツとしての格闘技の鋭さと美しさを我々に知らしめてくれた。

その思いを完璧なものにしたのは、2005年1月4日後楽園ホール。

小林聡vs大月晴明。まさに新旧両エース、相撲で言えば千代の富士vs貴乃花。
この試合のことを昨日のように覚えているヒトは多いでしょう。
あの水を打ったように静まり返った後楽園ホールを。

あの試合、小林よりも先に俺が失神するかと思った。

http://www.boutreview.com/data/reports05/050104aj-kick.html


以上は大月の試合のたった一部に過ぎない。
このヒトは20回近いKO劇を繰り広げてきている。

その後、研究されまくりの大月は、増田、山本に判定負けを喫している。
その両方の試合を観戦したが、大月が弱いと感じたことは一度もない。

小さくて、臆病で、でも尋常でなく強い。

その大月が、果たしてK-1というマスメディアが作り上げる祭りに、どう立ち向かうのか?

もう先読みなどせず、ひたすら試合の日を待ちたい。

http://www.boutreview.com/data/reports/030523all-japan-kick.html

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K-1 World MAX ~最高の8人~ [格闘技]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071004-00000000-spnavi-fight

涙と鼻水が出て困ります。 K-1 MAX 2007 。

どいつもこいつも本当に強くて、美しい。

魔裟斗!泣いた! 泣いた!泣いた!泣いた!
ブアカーオ!強かった!爽やかに負けた!けどもうリベンジ考えてるんだろな(笑)

キシェンコ!予想してたけど強い! 未来のチャンピオンだ!
ザンビディス!小さいのにあきらめない姿!強い心が美しい!

佐藤嘉洋!意外に強い! こんなに強いとは!今日はハートが伝わったぞ!
アルバートクラウス!熱い!そしてかっこいい! 理想の父親!

アンディ・サワー!人間の価値にSTABILITY(安定感)という要素を作った。素晴らしい!
ドラゴ!ひょうきん野郎だけど強い!素晴らしいパンチ!

もう、最近の中軽量級というのは異常なクオリティの高さだ。
魔裟斗が素晴らしく強く、佐藤も主戦級で、日本のトーナメントだけでも充分に魅せる選手が揃っていて、「外す」試合がものすごく少ない。こんな密度の高いシーンが、今までどれだけあっただろうか。辰吉や鬼塚、井岡、ユーリがいた頃のボクシング界に匹敵する熱気。

K-1の最大の功労は、世界の強力選手をここまで身近にしてくれたことだ。

どれもこれもが各界の天才中の天才で、それらが別次元のリングでしのぎを削る。黎明期を経て、完全な成熟期に達したK-1はその夢を実現した。正道会館から谷川さんに至るまで、目指したところが同じだったからこその成果だ。

ボブサップや曙みたいなキワモノエンタメではなく、本当に研ぎ澄まされた真剣試合の価値。

今日のK-1 MAXはそれを顕していたよね。

結果だけ見ると、歴代チャンピオンがほぼ勝ち上がるという「順当」なんだけど、どれもが次の世代の迫力を感じさせるに充分な試合だったし、中でもキシェンコは魔裟斗のスピードでなかったらひょっとしたかもしれない程の強さだった。イ・スファンとの試合でもそうだったけど、体のバランスが素晴らしいし、若さも影響しているのか物凄い当て勘と動体視力。来るね、彼は。ミルコ・クロコップやイグナショフが出てきたときと近い印象を受けた。

あと、泣けたのはアルバートクラウス。もとより超二枚目のパパ。一時期ずいぶん弱くなってしまって、誰もがもうダメだろうと思っていた。それが、自らの精神でここまで強く!復活してくるとは。
父だからか。二枚目だからか。アイデンティティか。奥底から自然にわき上がってきた闘争心か。いずれにしても、一旦は弱まった人の心が、これほど輝きながら甦ってくるということ。
人として、男として、クラウスというファイターのことは深く心に刻み付けられた。

でも今回はやっぱり魔裟斗について語りたい。
クラウスと同じ素晴らしさを備え。恵まれた日本人でありながら、これほど見事に強くなってくる魔裟斗とは。

最後はあっけない幕切れに見えたが、今日に関しては、あれこそが死闘の結末だと喝采していいのではないだろうか。ブアカーオ戦でもだいぶ食らっていた(最強の)ローキック。キシェンコ戦をKOで勝ったとは言ってもダメージの蓄積は半端ではない。そして殆ど無傷のサワーが相手。それでも無様な試合をしなかった。

今日、魔裟斗が魅せ付けたのはその素晴らしいスピードだった。サワーのMAXスピードよりも速い、中軽量級ではある意味最強の武器、スピード。

この点において、今日の魔裟斗は世界一だったと思う。ブアカーオ、キシェンコを封じ込めて、サワーも追いつけないほどのスピード。スピードで世界一に限りなく近づけるということを示した。

あとはサワーよろしく、全ての攻撃コンビネーションに重いローキックが絡んでくるようなしつこさがあれば、再び世界は魔裟斗のものだと言ってもいいかも。

ああもう、とにかく今日もK-1 MAXは最高だった。いや、今日は歴代の中でも本当に価値ある興行だったと思う。全ての選手に心から拍手を送りたい。

●関連:全日本キック 60kg級トーナメントについて
http://blog.so-net.ne.jp/loudminority/2007-08-26


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"Departure ~野良犬FINAL~"所感 [格闘技]

※2007年3月10日にmixi日記に書いたものを転載しています。8月25日に凄まじい激闘を繰り広げた前田尚紀選手が出場した興行に関してです。


[07.3.10]
全日本キックを観戦しに行ってきました後楽園ホール。 "Departure ~野良犬FINAL~"です。

友人・三上洋一郎のウェルター級王座決定トーナメントへの出場を応援しに、です。
三上はなかなかよい試合運びをしながらも、残念ながら2RにKO負けを喫してしまいました。
ともあれ、ローキックの痛みに顔を歪めながらもパンチを繰り出していく友人の姿には、毎度のことながら心を打たれる。

※試合の詳細はmixi内のコミュ[キックボクサー 三上洋一郎 ]

心から、格闘家ってのは美しい。

さて本日は全日本キックの長島茂雄とでも言うべき(?)、野良犬・小林聡 の引退試合ということもあり、 大月晴明(ムエタイ世界チャンプ)vs増田(日本チャンプ)、フェザーvsバンタムのチャンピオン対決、怪物高校生としてデビューした山本優弥などなど、全日本キックのスター選手がゾロゾロ。

リングサイドには、前回のK-1 MAX日本トーナメントを沸かせたテコンドー尾崎、シュートボクシング宍戸HAYATOが勢ぞろい。田村潔司、浅草キッドなどもセレモニー用にスタンバイする盛況ぶりだった。

技術が高い選手が揃っていたこともあって、今回はKOが非常に少なかった。・・・というか、三上の試合以外はひとつも無かった。

目を見張ったのは、かの最強チャンピオン・大月晴明が増田を倒せなかったこと・・・というか、増田の徹底的に調整してきたカウンター策が見事だったこと。超天才に対して、心身と戦略を磨き上げた増田の戦いぶりは見事だった。本音を言うと、大月のKO勝ちを楽しみにしていたのだけど、良い形で裏切られた。

また、昔から大好きな山本優弥。なんだかますます凄みが出ている。また調子を上げて、K-1で活躍してもらいたいものだ。

相手の金もすごいファイトだったけど、なんだか優弥の怪物ぶりに一歩及ばなかった感じ。

さあ、そんな豪華な試合を経て、最後に小林聡の引退試合、対するは同門の元日本チャンプ・前田尚紀(「戦う修行僧」というキャッチフレーズで有名)。

1Rのみのエキシビションだが、手抜きは失礼とばかりに小林に襲い掛かる前田。前田のパンチをもらいながらも必死に応戦する小林。メンタル的にも体力的にも現役とは違うが、その違いが切なくて、キックファンの心を打った。

長年に渡って、徹底的に体を鍛え、無限に近い反復練習で技を磨き、そしてプロのリングで必ずファンをうならせるということ。そのことの、余りに崇高で、途方も無いこと。
キックボクシング界で一時代を作った小林の、その重みのある涙には、会場がもらい泣きを禁じえなかった。

野良犬の栄光ある最後を見送った、本当に素晴らしい後楽園ホールだった。


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