So-net無料ブログ作成

今敏監督への哀悼と感謝 [映画・ドラマ・アニメ]

今夜は今敏のつぶやきばっかでごめん。でも俺にとって死んだら困る有名人5人に入る人だった。

今監督は素晴らしい作品で楽しませてくれることはもちろん、モノを創る人として本当に尊敬すべき、見習うべき人物でした。

彼の特徴の一つに、雄弁さがある。彼は議論好きで、ネットの掲示板などでもファンや批評家と激しくやりあって、むしろそれで愛されていた。

そういう意味で、彼は「理解不能な天才」ではなく、言語化可能な、理知的な面を持っていた。無駄に謎をかけるような狡猾さはなく、素直に思っていることをちゃんとした言葉にする、そういう素直な知性と、品があった。

言語化できないところが作品に投影された。だから彼はイメージを抱えこむハメになる。だって雄弁なのに言語化できないものだから、創るまで他人と共有できない。

そこには彼の、「共有できないのに他人に強いることはできない」という思いやりと、創ることの責任に関する知的なバランス感覚があった。

彼はただその方法論で、彼のイマジネーションの集大成は作れていないと思う。まだ、彼は、彼のポテンシャルの最高傑作を作る手前だったのだ。

彼に時間があったならば、おそらく次の次くらい・・・がそのタイミングだったはず。だから無念だ。若すぎる、ということが彼ほど切実に、世界の損失につながることは多くはあるまい。

彼の死はジミヘンの死に等しい。最後の日記で、マッドハウスの丸山氏と話して泣いた話があって、あれこそが彼の生を悼むもっとも正しいシーンだった。才能をおいていけ!と。彼への最大の敬意であり、「あとはなんとでもする」というのは彼への最大の友情だ。

ありがとう、今監督。すばらしい作品と、すばらしい生き方に。最大の敬意をもって哀悼を表します。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。