So-net無料ブログ作成
検索選択

Kick Return 60kg最強決定トーナメント 観戦記 [格闘技]

うぉー!!!

キックボクシングの一大イベント、「Kick Return」観て来ました。少し酔ってます。

Kick Return」には~Kickboxer of the best 60 tournament~という副題がついていて(英語は微妙ですが)、ようするに60kg級のキックボクサー最強トーナメント の意。

キックボクシングといえば、一般の方は「K-1?」と思うでしょう。世代が上の人なら「沢村忠」ですかね。現在キックボクシンは多くの団体が乱立した状態にあり、そのせいでやや一般的なメディアに乗りにくいキライがあります。

その中でも規模的に抜きん出ている「全日本キック」をベースに、団体の区別なく「60kg最強」を決めようというのが今回のトーナメント。

立ち技格闘技体重による階級分けをとても重要視しますが、例えばボブサップとかピーターアーツとかチェホンマンとかが出るのはいわゆる「無差別級」、K-1では最近100kg以下の「ヘビー級」も新設されました。

で、おなじみ「魔裟斗」が活躍しているのが、70kg級である「K-1 MAX」なんですね。
立ち技格闘技ってのは、確かに一撃必殺のヘビー級も面白いのですが、それ以上に似た体格の選手達が技とスピードを競いあう中量級・軽量級が面白いのですよ。例えば70kg級のK-1MAXだと、佐藤嘉弘みたいな長身の選手は、リーチでは勝りますがスタミナやパンチ力などが劣る(ハズ)。逆に身長の小さな選手だと、筋力・スタミナは充分ですが、間合いが難しい・・・という感じで、一長一短ですね。身長が175cm前後の魔裟斗選手やブアカーオ選手は70kgでちょうど体格もバランスがとれている。k-1 MAXが「人類最激戦区」と言っているのは、世界的にみて175cmくらい=70kg前後が一番多いから。

ところが我々日本人にしてみると、170cm62-3kgが平均。日本人にとって最激戦なのは「60kg前後」なんですね。そこで催されたのが、この~Kickboxer of the best 60 tournament~なわけです。

幸屋は友人に三上洋一郎という選手がいることもあって、もう10年以上も前からキックボクシングを観戦していますが(その頃は魔裟斗選手も全日本キックボクシングの選手だった)、2003年に歴史的なトーナメントがありました。それが「全日本ライト級最強トーナメント」。

K-1 MAXでも活躍している ツグト・アマラ(当時は「白鳥忍」)や、後にK-1 MAX日本トーナメントでも活躍した山本優弥、ムエタイの世界チャンピオンでカリスマだった小林聡などが参戦して、後楽園ホールを熱狂の渦に巻き込んだキック界のウッドストック。そのトーナメントで優勝したのが、現WPKC世界チャンピオンの「大月晴明」だったのです。
この大月晴明の身長:165cmが最も生かされるのが、この60kg級。これは2003年の再来か?と思いつつも、大月は一時期強すぎてモチベーションが下がり、以降やや調子も下降気味とまことしやかな噂。トーナメント参加選手達は皆実力がピークに来ているチャンピオンばかり。はてさてどうなることやら・・・

6時過ぎに会場に着くと、いきなり魔裟斗はうろうろしてるし、祭りの雰囲気充分。後楽園ホールはもちろん超満員。

1-4試合までは通常のキックボクシング興行。岩切博史vs上松大輔など、なかなかの好カードがあって、会場があたたまっていく。
ここで(トーナメントは置いておいて)メインイベントである日本バンタム級タイトルマッチ、:藤原あらしvs寺戸伸近

藤原あらしは友達である三上洋一郎のジムの後輩で、乗りに乗っている日本チャンプ。デビュー戦から観ているけど、本当にどんどん強くなっていき、今では横綱相撲。無駄な手数を打たず、一発一発を重く入れて相手の戦意を無意識下で殺いでいく。見事なKO勝利で防衛。ちなみに、このときまで僕の隣の隣には魔裟斗選手が座ってました。

20時ジャスト。ここからがトーナメント。

第一試合:大宮司進vs山本真弘

魔裟斗の後輩・大宮司が来るかな~と思っていたら相手は絶好調の山本。スピード、当て勘が冴えまくり、大宮司を圧倒。山本がなんと3ダウン奪ってKO勝利。相当調子良かったな~・・・これは決勝まで行くかも。

第二試合:石川直生vs村浜武洋

黎明期のK-1 MAXなど、アチコチで活躍していた村浜が電撃参戦。対するは現役ノリノリの全日本Sフェザー王者・ナオキック。両者の身長差は13cm。老練な村浜が長身のナオキックにどう攻めるのか!?が注目された。序盤、攻め手を欠く村浜だけど、中盤からちょこちょこいい攻撃をクリーンヒットさせていく。ナオキックの額が切れて激しく流血。最終ラウンド、ペースが衰えない村浜に対し、ナオキックは攻めあぐね+ダメージの蓄積で徐々に押されていく。あわや村浜か?と思われた時にゴング。1,2Rで順当に攻めたナオキックが判定勝ちなれど、「勝負」は村浜が勝っていた・・・と誰もが思った試合だった。
村浜の一貫したペースには、おそらく多くの観客が心を動かされたと思う。経験豊富で辛酸なめつくし、その上で体格的不利を嘆くことなくひたすら前に出る。この姿勢は本当に感動的だった。村浜お見事。

第三試合:前田尚紀vs梶原龍児

この試合がこんなに・・・格闘史に残る試合になるとは・・・予想していなかった。

梶原の試合は見たことが無かったのだが、ボクシングが強いチャンピオンとのこと。チームドラゴンだし、これは強いに違いない。対するは、先般小林聡の引退試合を飾った「戦う修行僧」前田尚紀。前田の試合はもう5、6度目だが、どんどん強くなっている気がしていた。一応全日本キックのファンとしては前田を応援してみたいわけだ。
梶原は「当て勘」が良くてボクシングスタイルはさすがのもの。梶原にまともに殴り合いはどうなの~と思っていたら、前田はパンチ(ラッシュ)+ローキックちょっと、というかなり勇敢なスタイルで立ち向かっていく。しかし前田はパンチでのラッシュが全日本の中でも飛びぬけていると思う。
序盤から攻撃的な試合になり、2Rでは両者が交互にダウン。会場は絶叫が飛び交う。その後も互いに素晴らしい攻撃を繰り出し、クリーンヒットが山積みされていくが、同時にスタミナも切れていく。
ここで、前田がちょこちょこ打っていた右ローが効いてくる。梶原の左足が鈍り、それによりパンチも本来の切れ味が失われていく。
それでも互いに目を覆わんばかりの打ち合い。前田のマウスピースが飛び、あわやゴングに救われたかと思うと、最終ラウンドで結果として倒れたのは梶原だった。
梶原はローで左足が殆ど動かず、しばらく横たわっていたが、肩を借りながらようやくリングを降りた。

ある意味、この試合は近年K-1でも比較的強いと言われているボクサースタイルと、ローキックを織り交ぜるキックボクシングスタイルとの極度に高度なぶつかり合いだったのだろうと思う。

異常・・・以外のなにものでもない根性と技術がぶつかり合ったあまりにも凄まじい試合に、会場は最高潮にヒートアップ。絶叫とも言える完成が会場を包み、両選手にはスタンディングオベーションの嵐が降り注いだ。

これは本当に価値ある一試合だった。

第四試合:大月晴明vsカノンスック・ウィラサクレック

「この試合の勝者が一番強い」と言ってもまずまず過言ではないカード。しかし大月は前回増田に攻めてを欠き、初めて日本人に判定負け。しかも相手は苦手なタイ人である。
序盤はいつも通りで、互いに多少のクリーンヒットを許すも、ところどころで大月がラッシュをかけていく。カノンスックも悪くない攻めを見せたが、大月に深刻なダメージは与えられない。
そうこうしているうちに大月が攻め疲れてくる。日本人相手なら何度もダウンを奪えているようなラッシュが今ひとつ効いていない感じ。「爆腕」としては面目が立たないか。
何度かラッシュをかけ、ついに最終ラウンド。ここでダメージがたまってきたカノンスックにやや強引なラッシュ。二度のダウンを奪い、豪腕としての面目躍如した。
しかし、ファンタジスタ大月はこの試合に大して叫ぶほどの不満をもったようだ。最後には観客に対して四方に土下座。煮え切らない試合でスミマセン、の意だろうと解釈した。

たしかに最盛期の大月の当て勘ならば、3Rあたりのラッシュで根こそぎ倒していただろう。そういう意味で、大月は自分に課せられたヒーロー像を崩したと感じたのかもしれない。
今日の大月は相手がタイ人ということもあってか、パンチの軌道が萎縮していたように見えた。かつてはもっと「グラブが相手の顔に吸い込まれるように」クリーンヒットしていたが、伸びきっていないフックなどが目についた。強くなりすぎた大月は、おそらくその才能と戦っているのだろうと思う。準決勝では前田相手に、のびのびとその豪腕をふるってもらいたいと心から願っている。
幸屋にとって、大月はファンタジスタなのだ。

さて大ニュース。

今日のトーナメントの続きは10月25日なんだけど、その日、なんと前述の「山本優弥」vsテコンドーからK-1MAXに行って現在はチームドラゴンに所属するイケメン「尾崎圭司」が対決するそうな。

※写真は、リングで挨拶をした後握手を交わす両選手。爽やかだが闘志はメラメラだ。

双方とも幸屋が好きな選手で、どちらを応援したらいいのか分からないくらい。

これは楽しみだ・・・


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。